エリンギを冷凍するとまずいのは、エリンギを水洗いしてから冷凍した場合や、凍ったエリンギを解凍した場合などです。
キノコ類は水に弱いため、洗わずに冷凍しましょう。
また、解凍してしまうと水分が出てぶよぶよになってしまうので、料理には凍ったまま使いましょう。
そうすれば、生と同じようにおいしく食べることができます。
冷凍エリンギはカットできるので、そのまま丸ごと冷凍することも可能ですし、料理に合わせて切って冷凍してもOKです。
冷凍庫で1ヶ月ほど持つので、常備しておくと便利ですよ。
エリンギを冷凍するとまずいのはなぜなのか解説
エリンギを冷凍するとまずい理由は、主に3つあります。
まず一つ目は、エリンギを水洗いしてから冷凍した場合です。
エリンギなどのキノコ類は水に弱いので、水洗いしてから冷凍すると風味が損なわれてしまいます。
また、エリンギに水分が残った状態で冷凍すると、水っぼくなってしまうでしょう。
二つ目は、冷凍エリンギを解凍した場合です。
エリンギを冷凍すると、細胞が壊れます。
そのため解凍すると、水っぽくぶよぶよになってしまい、まずく感じるでしょう。
三つ目は、エリンギに限ったことではありませんが、古くなったり酸化した場合です。
買ってから冷凍するまで時間が経ってしまった場合はもちろんですが、冷凍して長く保存しすぎた場合も酸化して味が落ちます。
エリンギを解凍したらぶよぶよ!使い道はある?
エリンギを解凍した際に、ぶよぶよになってしまった場合でも使い道はあります。
ぶよぶよになったのは、先ほど解説したように、エリンギを解凍する時に水が出てしまったからですね。
エリンギは、解凍せず凍ったまま調理するのが基本です。
知らずに解凍してしまってぶよぶよになってしまった場合、このままだと食感や味が悪く、美味しくないでしょう。
臭いも気になるかもしれません。
でも、細かくしたり、スープに入れるなどすれば大丈夫です。
エリンギをペースト状にすれば、食感や形が気にならないでしょう。
ポタージュやドレッシング、ディップソースにするなど。
ミキサーがない場合は、みじん切りにしてスープやチャーハンなどに加えても良いですね。
(細かく刻まなくても、炊き込みご飯にしたら大丈夫だったという方もいました)
また、スープやシチューなどの水分の多い料理に加えると、ぶよぶよ感や水っぽさをカバーすることができます。
エリンギの冷凍保存の仕方
エリンギの冷凍保存の手順は以下の通りです。
調理後に冷凍することもできますが、生のまま冷凍した方が美味しいです。
- エリンギは水洗いせず、表面に汚れがあれば、キッチンペーパーや清潔な布巾などで取ります(気になる所があればカットしましょう)
- エリンギは、縦半分に切るか、具体的な料理に合わせてカットしておきます
- カットしたら、ジップロックや冷凍保存用の袋に入れ、酸化を防ぐために空気をできるだけ抜いて密閉します
- 冷凍庫で保存します。このとき、金属製のバットの上に置くと急速に冷凍でき、より鮮度を保てます
- 使う時は凍ったまま調理しましょう!
冷凍保存袋の例(ジップロック、アイラップ)
冷凍エリンギはカットすることができるので、作るものが決まっていなければ縦半分に切って冷凍すればOKです。
使う料理が決まっているなら、そのサイズに切っておいた方が楽ですね。
1の行程で、もし石づきがついているエリンギがあれば、その部分はカットしてください(硬いので)。
画像で言うと、一番左のエリンギの線の位置でカット。

スーパーで売っているエリンギは、石づきがカットされているものがほとんどです。
エリンギは、冷凍保存すると旨味が増すと言われています。
口コミを調べると、冷凍エリンギを使っている方は多く「きのこ類は冷凍した方が良いダシが出る」というコメントも見かけました。
食感や風味も生とほとんど変わらないので、エリンギの冷凍に失敗したことのある方は、一度この方法で試してみてくださいね。
エリンギはそのまま丸ごと冷凍できる?
エリンギは、そのまま丸ごと冷凍できます。
凍った状態でカットできるからです。
丸ごと冷凍する時も、冷凍方法は、先ほどと同様です。
急いでいる時など、とりあえずパッと冷凍できていいですね。
ただし、エリンギを丸ごと冷凍する場合は、カットする方法に比べてかさばる可能性があります。
冷凍室にゆとりがない時は、カットしてから冷凍した方が良いでしょう。
また、作る料理が決まっている時は、あらかじめカットしておいた方が楽かもしれません。
冷凍エリンギが腐ることはある?保存期間はどのくらい?
エリンギは腐りにくい食材です。
冷凍エリンギが腐ることは、ほとんどないでしょう。
しかし、冷凍保存前に傷んでいた場合や、冷凍保存中に温度変化があった場合などは、カビや変色、酸っぱい臭いが発生する可能性はあります。
冷凍エリンギの保存期間は、約1ヶ月程度です。
長く保存すると、腐らないまでも、乾燥や酸化によって風味や食感が損なわれることがあります(冷凍焼け)。
冷凍エリンギを冷凍保存する際には、先ほどご紹介したような手順で冷凍し、1ヶ月以内に食べ切るようにしましょう!
ちなみにエリンギは、冷蔵保存では1週間くらいと言われていますが、わが家では2週間くらいもつ気がします。
しかし、うっかりしてダメにしてしまうともったいないので、忘れないうちに冷凍した方がいいですね。
冷凍エリンギを使ったおかずを紹介
これまでお伝えした通りで、冷凍エリンギは、解凍せずにそのまま調理しましょう。
解凍すると、ぶよぶよになってまずくなってしまうためです。
冷凍エリンギを凍ったまま調理すると、生で使う時と同じように美味しくいただくことができます。
そのため、炊き込みご飯やスープ、炒め物など、普段のおかずに使えますよ。
エリンギだけでなく、冷凍えのきやシメジ、舞茸などを入れたキノコご飯もいいですね。
私は、味噌汁の具にエリンギを入れることがないのですが、凍ったエリンギで簡単にできるそうです!
例えば、冷凍玉ねぎとエリンギとわかめ、春菊と冷凍エリンギなど。
(冷凍えのきと油揚げで作ることはあるので、きっと同じ要領ですね)
その他、口コミを調べると、冷凍エリンギは、さまざまなおかずに大活躍していました。
バターソテー、シチュー、マーボーナス、うどん、カレーうどん、カレー、野菜炒め、アクアパッツァ、きのこパスタ、その他パスタの具、冷しゃぶ、トマトリゾット、豚汁、煮込みハンバーグ、中華炒め、グラタン、豚肉の生姜焼き、などなど。
いろんな具材を入れられる料理は、冷凍庫の残り食材を使いきりたい時にもちょうど良いメニューですね。