塩蔵(えんぞう)わかめは、腐るとカビが生えたり、悪臭がしたり、ぬるぬるしたり、茶色(赤っぽく)変色します。
見た目や臭いですぐに判断できるでしょう。
塩蔵わかめは、塩漬けされているので腐りにくいものです。
それでも保存期間を過ぎていたり、保存方法が悪かったりすると腐ることが考えられます。
冷蔵や冷凍では長持ちしますが、常温では日持ちしません。
この記事では、塩蔵わかめが腐るとどうなるのか、また、覚えておきたい塩蔵わかめの保存期間や、食べ方などをご紹介します。
塩蔵わかめが臭い!腐るとどうなるの?
塩蔵わかめは、腐るとカビや変色やネバつきの他に、臭い!と感じるくらい悪臭がしてきます。
もったいなくても食べずに処分しましょう。
塩蔵わかめは腐るとどんな状態になるのか、更に詳しくご説明します。
臭いにおいがする
塩蔵わかめが腐ると、臭いにおいがしてきます。
乾燥わかめと違い、塩蔵わかめはもともと磯の臭いがします。
それが腐ると、磯の香りとは違う、腐敗臭というか、変な臭いがするようになります。
少しでも臭いな、変だな、と感じたら、その塩蔵わかめは食べないようにしましょう。
塩蔵わかめにカビが生える
塩漬けされている塩蔵わかめでも、保存状態が悪いと湿気を吸いこんでしまい、カビが生えてしまうことがあります。
塩蔵わかめに白いフワフワしたものが生えているのなら、カビたと判断して全て処分しましょう。
カビてしまった部分だけ取り除けば良いようにも思えます。
しかし、カビの胞子(ほうし)は肉眼では見えないだけで、既に塩蔵わかめ全体にカビの胞子が付着している可能性も。
というわけで、カビが生えた塩蔵わかめは全部処分した方が安全です。
ぬるぬるネバネバになる
塩蔵わかめは、腐るとぬるぬるやネバネバした状態になってしまいます。
ちょっと怪しいなと思ったら、触ってみて食べるかどうか判断しましょう。
(ネバネバしていたら臭いもするかなと思います)
茶色(赤っぽく)変色している
塩蔵わかめは、腐ると赤っぽい色に変色してしまいます。
一部分でも赤っぽく変色していたら、その塩蔵わかめは全部捨てた方が良いでしょう。
塩蔵わかめはこれらの状態になっていないかよーくチェックして、食べるかどうか決めてくださいね。
塩蔵わかめの保存期間はどれくらい?常温保存できるの?
塩蔵わかめは常温保存できますが、常温での保存期間は4~5日程度です。
※季節にもよります
常温ではあまり日持ちしないのでおすすめできません。
冷蔵や冷凍は日持ちします
塩蔵わかめは、冷蔵庫で保存している方が多いと思います。
冷蔵すれば3ヶ月~半年もちますよ。
そして冷凍保存の場合は、なんと約1年程度は保存期間を延ばすことができます!
冷蔵で、3ヶ月~半年も日持ちするのは助かりますね。
(日持ちすると思うとつい油断してしまうのですが…)
いくら塩漬けされている塩蔵わかめでも、常温だと保存期間は数日程度。
ぜひ冷蔵庫か冷凍庫で保存してくださいね。
塩蔵わかめは冷凍保存がおすすめ!
個人的には、塩蔵わかめを冷凍保存しておくのがおすすめです。
保存期間が長く、鮮度を保てるので安心ですよ。
先ほどご紹介したように、冷凍なら1年くらい日持ちします。
使う頻度によって、例えば半分は冷蔵で、残り半分は冷凍しておくというのもいいですね。
冷凍保存の方法
塩蔵わかめを冷凍する場合は、まず塩蔵わかめを小分けにしてラップで包みましょう。
それをフリーザーバッグに入れて、空気を抜いて密封してから冷凍すればOK!
冷凍した塩蔵わかめを食べる際は、お湯をかけて解凍しつつ、塩抜きもすればすぐに調理に使えますよ。
ちなみに、冷蔵する場合も、開封したらなるべくフリーザーバッグに入れて、密封してから冷蔵保存してくださいね。
そうすれば腐るスピードも落ちるし、カビが生える心配もありません。
塩蔵わかめは常温での保存期間が長くないので、保存の仕方にはくれぐれも注意しましょう。
塩蔵わかめって加熱せずに生で食べられるもの?
塩蔵わかめは、茹でてから塩漬けにされています。
真水に5分さらして塩抜きさえすれば、再度加熱せずにそのまま生で食べられるものなんですよ!
(茹でてありますが)
塩蔵わかめを食べる際は、以下の方法で下処理と調理をしましょう。
塩蔵わかめの塩抜きをする
塩蔵わかめは塩漬けにされているため、そのままではしょっぱくて食べることができません。
そのためまずは塩抜きが必要。
ボウルや器などに水を張り、そこに調理する分だけ塩蔵わかめを入れて浸しておきましょう。
するとだいたい5分ほどで塩抜き完了です。
ちなみにこの時、2~3回水を換えると、よりしっかり塩抜きができます。
食べやすい大きさにカット
あとはカットするだけです。
塩抜きした塩蔵わかめは、だいたい2~3倍くらいの大きさに広がっているので、食べやすい大きさにカットしましょう。
カットしたら味噌汁の具材にしたり、サラダのトッピングにしたり、酢の物など料理に使ってくださいね。
わが家では、最近は乾燥わかめを使うことが多く、塩蔵わかめの出番は少なくなってます。
塩蔵わかめは、ちょっと厚めで噛み応え(食べ応え)のある部分があっていいですよね。
子供の頃、味噌汁用に、塩抜きした塩蔵わかめを1枚1枚広げて切って…、とお手伝いをしていたことを思い出しました。
ちなみに、水で戻してカットしたわかめを冷凍してもいいそうです!
戻しすぎちゃった~、なんて時にいいですね。
塩蔵わかめって腐るとどうなる? まとめ
塩蔵わかめ、実は今まで読み方を知りませんでした!
(名前を呼ぶこともないのでなんとなくスルー)。
塩蔵わかめが腐ると、臭いやカビ、ぬるぬるになったり茶色っぽく変色するなどの状態になります。
そうならないためにも、塩蔵わかめはフリーザーバッグに入れて密封してから冷蔵保存するか、小分けにしてから冷凍保存するのがおすすめ。
保存期間も長くなるし、腐る心配もありませんよ。
そして塩蔵わかめは既に製造段階で1度加熱済みなので、再度加熱しなくても、生で食べられます。
ただし塩抜きは絶対に必要なので、料理する際は忘れないようにしましょう。